あるラボの研究材料が学研の付録として売られるそうです。
ここ。
外来種なのでちゃんと放射能を当てて売るそうですが、某掲示板でものすごく叩かれていました。
ほとんどが、無知とイメージだけからくる低レベルな投稿が多いですが、外来種をばらまくときの一般的な反応としてとらえることが出来ます。
私自身、外来種や遺伝子導入した生き物を自然界に放つ問題に興味があります。
今回の外来種を売り出す事への一般的な反応をまとめると(教材としての善し悪しは無視で)
○蚊だから血を吸うのではないか?
→アフリカの蚊だからマラリアやウエストナイルウイルスのような物を媒介して病気が日本で流行るのではないか?
→生理的に嫌
これに関してはちゃんと文章を読みましょう。
ネムリユスリカは血を吸いません。
よって上記のようなことは妄想です。
○ 放射能を当てた不妊化は100%なのか?
→不妊できなかったユスリカが日本に定着して自然界を破壊するのでは?
→放射能でDNA情報が変わってスーパーモスキートになるのではないのか?
→放射能の影響があるのでは?
一番上がほしいつっこみです。
しかし、コロニーを作るほどの数は出来ないだろうと思われます。
日本の環境に弱そうという情報だし。
ほぼ、あり得ないと考えられます。
多分、つっこみで無かったと思われますが、日本固有の蚊と交雑しないのですか?という疑問は残る。
ありえないかもしれないが、ちゃんと確かめてるのかな?
外来種導入や遺伝子組み換えの問題はまだまだ未解決です。
論破するだけでなくて、しっかりした情報=データを提示していかなければならないでしょう。
しかしつっこみどころをいろいろ考えて、それをクリアーしてくようなシステムを作らなければならないんじゃないかな?
また一般の人たちへの説明は非常に難しいことだと実感しました。
外来の天敵導入や害虫駆除のための遺伝子組み換え生物を一般化させるにはまだまだ時間と努力が必要ですね。
今回、「蚊」ということでごっつい批判が来てますが、最近おもちゃ売り場に普通にヘラクレスとか外来のカブトムシとかクワガタが売られてるやん。
こっちのほうが私には心配ですが…
やっぱり「イメージ」が大切なのですね。
マスコミを上手く利用するか…